子どもの矯正、
親が後悔しないために
はじめに
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PROLOGUEこのガイドについて

はじめに

神戸で矯正歯科を開業して以来、保護者の方からよく聞かれる質問があります。

「うちの子、いつ矯正を始めればいいの?」
「どこの医院に連れて行けばいい? 判断の基準がわからなくて」

こうした相談を受けるたびに気づくことがあります。矯正治療の情報はインターネット上にたくさんありますが、多すぎて「何が正しいのかわからない」「複数の医院で言われることが違った」と混乱される方が少なくありません。

情報の量と、判断に必要な「質のある情報」は、必ずしも一致しません。「保護者が治療を始める前に知っておくべきこと」をまとめた情報は、意外と少ないと感じています。

矯正は、三者で長く関わっていくもの

矯正治療は、医院・保護者・お子さんの三者が、長い時間をかけて関わっていくものです。小児期の矯正治療で装置をつけて歯を動かす期間だけでも、一般的に2年、難しい場合は3年以上になることも珍しくありません。

医院

検査・診断・治療計画にもとづいた治療

保護者

通院スケジュールの管理、家庭での装置の管理と装着習慣のサポート

お子さん

装置をしっかり使用し、歯磨きを頑張る

「歯ならびがなんとなく気になってきた」―その段階からの準備が、いちばん大切です。

このガイドでは、矯正歯科医として診療室で日々感じていることを率直にまとめました。始めるタイミング、医院の選び方、治療を成功させるために保護者ができること。初めて矯正を検討される方に、知っておいていただきたい内容です。

すべてを一度に読む必要はありません。気になるところから読んでいただければ十分です。この白書が、お子さんの矯正治療を考えるための、小さな道しるべになれば幸いです。

三川矯正歯科 院長 三川 翔
※本書は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療方針を示すものではありません。お子さんの状態については、矯正歯科を専門とする歯科医師にご相談ください。